福嶋先生の[国語読解]の高校受験向けのハンドブックで力試しを
こんにちは、きゃしこです。
中1息子が国語力を上げるためにここ1か月の間、小学生向けのふくしま式国語力を上げる問題集3冊取り組みました。
『「本当の国語力」が身につく問題集小学生版ベーシック』
『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2』
『ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集』
福嶋先生の伝えたいことはなんとなくは理解した様子の息子ですが、さらに国語力を定着させるべくあるいは国語力がついたか確認したく、次に取り組むのに適した問題集はないかと探したところ、福嶋先生が中学生向けにこんな本を出されていたことを知りました!
高校受験[必携]ハンドブック 国語読解[完全攻略]✨22の鉄則
タイトルからして今の息子の力試しにめちゃめちゃ良さそうな予感!
Amazonのレビューをざざっと確認して早速入手しました。
届いてみるとハンドブックというだけにそのコンパクトなサイズ感にびっくり。
片手で持ってパラパラとめくって読めるくらいの大きさで文庫本を少し縦長にしたような感じです。
紙は上質で、ハンドブックとして長期にわたり手元においておきたい気持ちのよい触り心地と見た目です。
さて、中身はといいますと、読解問題における鉄則が22個あるわけですが、ひとつの鉄則につき4~6ページで説明されています。
見開き1ページ目の右ページに鉄則の要点がタイトル&わかりやすい要約で説明されており、左ページに問題があって自分で考えさせます。
ページをめくって見開き1,2ページで問題の解説となっています。
最後に一文で書かれたポイントも見逃せません。
コンパクトな本の中に小さな文字でふくしま式エッセンスがぎゅっと詰め込まれています。
はじめにの部分でふくしま式のいうところの国語力、論理的思考力も簡潔にまとめられているので小学生版に取り組んでいない人でもここが理解できれば、鉄則のいわんとしていることが伝わると思います。
さて、息子さん、さっそくこちらに取り組んでみました。
(鉄則ごとの問題を見て、私は息子には少し難しいかな?と思っていたのですが)こちらの心配をよそに、
「おっしゃ!正解!!」
「これ出てたなー、知ってる知ってる!ほらね」
と、これまでの問題集で習ったことを思い出し、活用しながら、鉄則1、2、と解き、読み進めていました。
このレベルの問題が理解できるようになったのは大きな一歩!うれしく思いました。
もし小学生向けの問題集をせずにこの鉄則シリーズに取り組んでいたら、途中で息子は嫌になってたんじゃないかな、と思います。
少し遠回りしましたがそれも大切なこと、少しずつでも自信につながる身についたことが実感できる学習をしていってほしいです。がんばー!
中1息子、「ふくしま式本当の国語力」で国語を得意科目にしたい(4)読解問題編
こんにちは、きゃしこです。
ふくしま式シリーズ問題集のいよいよ本命
『ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集』
を中1息子が取り組みました。その感想を今日はご報告します。
この問題集のめあては、読解力が求められる選択式の問題において、解答の選択肢のパターン化する技術を身に着けようというものです。
下記抜粋
本当に「力がつく」問題集! 「長文読解問題をどれだけ解いても、力がついた実感を持てない。」「何度やっても、似たような問題でミスを繰り返す。」こういった悩みありませんか?その原因は、ただ一つ。「型・方法・技術」を意識した学習をしていないということです。これらを意識せずにどれだけ問題を解き続けても成果は決して得られません。一つの問題を解いたら、一つの技術が身についている。それが「力がつく」ということであり、同時に優れた問題の条件である。…つづく
型・方法・技術を身につけよう、ということですね。
問題集のステップ1で「3つの力(言いかえる力、くらべる力、たどる力)」の基本を学びます。
ステップ2の「選択肢の基本を身につけよう」では、選択肢が本文の言いかえであること、選択肢は3タイプであり(ホンもの、ニセもの子分、ニセもの親分)、選択肢はホンパーツとニセパーツでできたパズルであること、などを学びます。
「言いかえる力」を学習しておくとホンものを見極める力がつくというわけですね。
また選択問題の選択肢をパターン化して振り分ける方法を身に着けておく技術はどんな読解問題にも適用できそうです。
またステップ2のニセものパターンの手がかりもなるほどなーと思わせます。
「絶対・必ず・間違いなく・だけ・のみ・しか・完全に・すべて」など断定・限定・極端を表す言葉が選択肢に含まれている場合、その9割以上が偽物であります、とのこと。
つづいてステップ3で「3つの力」で選択力を高めようでは、ニセものパターンとして抽象度をずらして(具体的にする程度)「言いかえる」トレーニングをしたり、ニセものパターンとして対比の観点をずらして「くらべる」トレーニングしたり。
またこの問題集の最大の特長は「選択肢を作らせる問題」を導入していることで、主にニセものの選択肢を作らせます。これによりふだんは回答者でしかない子どもが出題者の立場を体験することで結果的に選択力を高めることにつながることが期待されるそう。
この問題集は記述するところが少ないこともあり、息子は1週間足らずで終わらせました。内容はとても面白かったと言っています。
「選択式だから簡単だったよ。」とのこと。基本の2冊を先に取り組んだおかげで国語力がある程度ついた状態で本書に取り組んだからわりと簡単に進めることができたのかな、と思います。
思考のクセとして、ふだんの国語の授業やもちろん国語以外でも先生の話すことをかみくだいて理解する際に「具体的に言いかえているな」とか、「原因と結果の関係だな」などと、論理的思考を活用して明解に物事をとらえる力を養うことを継続していけるといいなと思います。
中1息子、「ふくしま式本当の国語力」で国語を得意科目にしたい(3)
こんにちは、きゃしこです。
中1息子が国語の読解問題を得意にするべく、
『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2』に取り組みました。
こちら問題集2とありますが、『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕』の第2弾で問題の質・量が増えてバージョンアップしたものだそう。国語力とは論理的思考力であり、それが3つの力(「言い換える力」「くらべる力」「たどる力」)で構成されているという内容に変わりありません。
小学生版ベーシックでおさえた基礎部分は簡潔におさらいし、中心となるのは考えさせてキーワードや文章を書かせる設問が多い印象を受けました。
小学生版ベーシックを終えてからの取り組みですと、設問の意図が理解しやすく、より正確に相手の求めている解答をひねり出す力が養われると思いました。
実際、息子はよくよく考えて文章を作成していたようで、まさにトレーニングしている感じでした。最近よく聞くところの「アウトプット型」の勉強法だなと思いました。
例えば…、「くらべる力(対比関係整理力を高めるトレーニング)」より、
小パート 「相違点を見つける 静的観点から動的観点へ」というところでは、
自転車と三輪車を5つの観点から比べています。
動きのある観点から静的観点の順に、
用途、人こぎで進む距離、速度、本体の大きさ、タイヤの数、といった具合にです。
問題はといいますと、これになぞらえて
飛行機とヘリコプターを、朝と夜を、写真と映像をそれぞれ自分で観点を設定して比べるというものです。答え探しのトレーニングではなくて、自分で観点を考えてひとつひとつ埋めていき、動的か静的かの度合いも確認していく作業があります。
これまで正解を問う問題はやったことがあるけれど、この手の解答の自由度の高い問題集は初めてで息子は新鮮だったようです。
価値を逆転させる「むしろ」という言葉を用いた短作文を書くパートや、
「~と同時に」「~ながら」などの表現を用いた対比的な短文を書くパートなどでは、自分の納得のいく正しい使い方をした文を書くために必死に考えているようでした。
この問題集を終えて、すぐに国語力がついたかどいうかは本人もまだ実感はわかないそうですが、勉強になることが多くやって良かったと言っています。
さて、ここで終わりにするわけにもいかず、3冊目に取り組みました。『ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集』です。基礎を経ていよいよ本命へ!