きゃしこのひまログ

東大卒の母が良さそうな自宅学習法を探し、中1息子に試行させて効果検証するブログです

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中1息子、「ふくしま式本当の国語力」で国語を得意科目にしたい(3)

こんにちは、きゃしこです。

 

中1息子が国語の読解問題を得意にするべく、

『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集2』に取り組みました。

 

こちら問題集2とありますが、『ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕』の第2弾で問題の質・量が増えてバージョンアップしたものだそう。国語力とは論理的思考力であり、それが3つの力(「言い換える力」「くらべる力」「たどる力」)で構成されているという内容に変わりありません。

 

小学生版ベーシックでおさえた基礎部分は簡潔におさらいし、中心となるのは考えさせてキーワードや文章を書かせる設問が多い印象を受けました。

小学生版ベーシックを終えてからの取り組みですと、設問の意図が理解しやすく、より正確に相手の求めている解答をひねり出す力が養われると思いました。

実際、息子はよくよく考えて文章を作成していたようで、まさにトレーニングしている感じでした。最近よく聞くところの「アウトプット型」の勉強法だなと思いました。

 

 

例えば…、「くらべる力(対比関係整理力を高めるトレーニング)」より、

 

小パート 「相違点を見つける 静的観点から動的観点へ」というところでは、

 

自転車と三輪車を5つの観点から比べています。

 

動きのある観点から静的観点の順に、

用途、人こぎで進む距離、速度、本体の大きさ、タイヤの数、といった具合にです。

 

問題はといいますと、これになぞらえて

飛行機とヘリコプターを、朝と夜を、写真と映像をそれぞれ自分で観点を設定して比べるというものです。答え探しのトレーニングではなくて、自分で観点を考えてひとつひとつ埋めていき、動的か静的かの度合いも確認していく作業があります。

 

これまで正解を問う問題はやったことがあるけれど、この手の解答の自由度の高い問題集は初めてで息子は新鮮だったようです。

 

価値を逆転させる「むしろ」という言葉を用いた短作文を書くパートや、

「~と同時に」「~ながら」などの表現を用いた対比的な短文を書くパートなどでは、自分の納得のいく正しい使い方をした文を書くために必死に考えているようでした。

 

この問題集を終えて、すぐに国語力がついたかどいうかは本人もまだ実感はわかないそうですが、勉強になることが多くやって良かったと言っています。

 

さて、ここで終わりにするわけにもいかず、3冊目に取り組みました。『ふくしま式「国語の読解問題」に強くなる問題集』です。基礎を経ていよいよ本命へ!