昨年の5月か6月くらいでした。当時小5の娘が言いました。
担任の〇〇先生、算数の授業で何言ってるかわかんないだよね
へぇ~。(自分でなんとか頑張りなね!)
小5くらいの内容なら自分でちゃんと教科書見直せばなんとかなるでしょ、と甘く考えていました。
その後も娘はたびたび、〇〇先生の説明が不十分で理解できない、というようなことを愚痴っていましたが、ちゃんとしっかり話を聞きなさいね、ぐらいに思っていました。
放置すること半年。9月に小学校の保護者面談で担任の先生から、
「娘さん、小数のかけ算、わり算、わかっていないみたいです」
とびっしりペケのついた算数のテストと計算スキル問題を見せられました。
ほんとに算数分かってなかったんだーとこのときようやく気付きました。
今思い返しても、はっきりと現状を伝えてくれた担任の先生に感謝です。
面談の帰り道、ほんとに算数分かってなかったんだー。半年も放置しちゃって(私が🙇)、どうしよう?どうしよう?と考え、行った先が近所の公文。5年生のカリキュラムを確認し、自宅へ。
あんた、明日から公文行きなさい。そこで算数習ってきなさい。
いやだー。
大泣きする娘。
どうしても公文に行きたくない娘と、娘に算数を教えたくない母。
私の教え方が厳しくてもいいから、私に算数を習いたいとのこと。
娘に勉強を教えるのはあまり気が進まず、できれば公文にお願いしたいと思っていたのですが。。。
娘の算数ドリルを見ると、ところどころマルがついているけど、それは隣の席の男子が教えてくられた問題らしい。でもちゃんとは理解できていないから他の類似問題はペケ。時は9月。4月から夏休み前までの学習範囲としても4か月分。どうやって教えようか考えました。
算数ドリルを全部消しゴムで消してやり直す?うーん、どうしたものかぐるぐる考えてたどり着いたのが「教科書ぴったりトレーニング」。
選んだ理由は
・学校で使用している教科書の出版社に準じたものがいい→授業になじみやすいから
・教科書の理解の助けになるものが良い→教科書(学校の授業)を理解することが一番の目的だから
・もくじとシールがある→短期間に前半をコツコツと埋め、達成感を得させる
書店に足を運び、いくつか候補を手にとり、紙の材質やイラストや色の使い方など使っていてストレスのなさそうなもの、問題が多すぎないものを選びました。
もくじの1から始めたいところですが、明日の学校の授業を少しでもわかるようになってほしいので、今習っている単元のところから進めていきました。わからない授業は苦痛でしかないので。
週に3回ほど勉強を進めて約2か月かけて5年生の前半のところを終えることができました。
つまずきポイントは小数点の計算の仕方が雑だったり、図形はあいまいなまま理解できていないところにあるのかなと思いました。
10月までの範囲を一通り終えたところで私はお役御免かなと思っていたのですが、その後も教科書ぴったりトレーニングを活用しました。
明日から「平均」学ぶから、お母さん教えて。
私はぴったりワークに書かれていることを読み上げ、娘がピンときてなさそうだったら絵にしたり図を描いたりしながら補足しました。
子どもは説明文を読むのを面倒くさがるので、娘が疲れていそうなときは私が読み上げ、元気そうなときは自分で読んでもらって理解できるか試したりしました。
娘は自宅で予習をすることにより、学校の授業で先生が話している内容がこのことだなと察しがつくようになり、学校の授業を理解できるようになったようです。ただ、予習していなければ察することができず何を言っているかちんぷんかんぷんだと思う、とも。
そんなかな?、と半信半疑でオープンスクールの授業見学をしたところ、娘の言っていることがなんとなくわかりました。
先生の説明がしつこくないというか、さらっとしているというか。置いてきぼりになる子も多そうだな、と。
塾に通っている子も多くちゃんと理解できる子も一定数いるわけで、先生からすると自分の教え方を顧みることが難しいのかなと思いました。
結局小5の3月まで教科書ぴったりトレーニングを活用して親子二人三脚で小5の算数の危機を乗り越えたのでした。
また、子どものSOSにはすぐに反応してあげることが大切と反省しました。